「何もかもだめでもポジティブでいればいいことある。」~世界にひとつのプレイブック~ティファニーの言葉から学んだこと

2020年7月24日

「失う」ことで「見えてくる」もの

ずっと使っていたお気に入りのリップがすり減って使えなくなった。だから捨てた。

そして、自分のものが、手元から、バックから、ドレッサーから、家から存在しなくなった。

探さなきゃ。代わりのリップ。それか、新しいリップでも買おうかな。

なんて考えながら、一週間、二週間とお気に入りのリップのない時間が流れていった。

いつもあったものがなくなる感覚は、やっぱり不便で、なんとなく何かが足りていない気がして自身を失った気もした。

でも、ある時キャンパス内を歩いていて、気づいたことがあった。

「私、この二週間であのリップをまだ持ってたら出会えなかったことに出会えてる!」

リップが切れてから二週間、デパートにいって新しいリップを試したり、薬局でローコストのものを買ったり、友達のお気に入りを使わせてもらったり、いろいろな場所と、人と出会って、「リップがない」ことで生まれた時間を楽しんだ。

「その新しいリップ似合ってる!」なんて言われたりもした。

そして気づいた。「お気に入りのリップなくなって自身失った気もしたけど、私は、確実にいろんな可能性に出会えてる!」

これって、「ない」から「ある」ものなんだ。

何かが「ない」からそれを埋め合わせることに必死になるんじゃなくて、

「ない」からこそ「あらわれた」「実はずっとあっただけで気づかなかったもの」に出会えて、それが新しい気づきと新たなことへの機会につながった。

これが、物事の両面性ってやつだろうか。

何かを得たら、何かを失う。

でもその失ったことって、本当に「失った」だけだったのだろうか?

何かを失うことは心に穴が開いたようになるし、とにかく最悪な出来事のように思える。

だけど、その考えの方向性を少しだけずらすこともできるんじゃないか。

失ったことは、もうその事象がなくなったということだから、数秒前までなかったことが今自然とたち現れたのではないだろうか?

物事の一つの側面にとらわれて、今まではそれ以外が見ていなかったかったのだろうか。

リップ一本がなくなって、二週間すごしてみたら、こんな思考が広がっていた。

たった一本のリップがなくなっただけで、すごく大げさかもしれない。だけど、よく考えたらいろいろな出来事に対しても同じことがいえる。

大学受験で失敗した。入りたい大学への「入学許可」を失った。

でもその代わり、今の大学に行ったから海外へ行く切符を手に入れた。素晴らしい友達に、教授に出会った。地の利を利用して、いろいろなところへも行けた。

彼氏と別れた。つらくてつらくて、ご飯も食べられなかった。一週間泣き通した。

だから、私を支えてくれる友達がたくさんいると気づけた。そして、自分に足りてないもの、改善できるものを見つけられた。だから今の彼氏とも出会えた。

入りたかった企業の面接に落ちた。たくさん時間を割いて、絶対マッチしている企業だと思っていたのに。

落ちたから、より自分に合う企業に入れた。その企業のために調べて得た知識は、市場の理解に活きてくる。

これらは私の実際の例だけれども、何かを失ったことで、すごく傷ついた。

それは、その時見えていなかったものがあったからだ。その瞬間気づけなかったことを今考えてみると、本当にたくさんのことに出会えてきと気づける。

人生で、たくさんのものを失う。本当に怖い。人生は不公平だし、辛い。

けど、必ず何か、自分の未来にもっといい方向につながるものに出会う。

でも、そこでずっとなくなったものに視点と思考が向いてたら、いい方向にもつながることがないのかもしれない。

最後に、私をすごく勇気づけた言葉で締めくくりたい。

ティファニーの言葉に励まされて。

映画「世界にひとつのプレイブック」に、こんな言葉がある。

http://www.dearcastandcrew.com/content/2012/9/17/silver-linings-playbook.html

“You have to do everything you can. You have to work your hardest and if you stay positive you have a shot at a silver lining.”
( Silver Lining playbook”)

「できることは何だってしなきゃだめ。全力を尽くして、それでずっとポジティブでいるなら、やっと良い兆しが見てくるんだから。」

この言葉は、欲しかったものが手に入れられなくて、喪失感を感じていた時になんとなく映画をぼーっと見ていて出会った言葉だ。主人公のティファニーは夫を失って、仕事も失って、人生のどん底にいた。

何もかもだめでも、ずっとポジティブでいたら、いいことあるのかな。

あなたが何かを失って、それでも頑張って向き合っているとき、そこからより良い方向に進んでいるとき、物事の考え方が変わっただけだけど、将来の自分を変えることもできるし、その姿は周りですら勇気づけることができるのかもしれない。

本当につらくてどうしようもないとき。全く理解のできないことが自分に起きた時。でも、本当にそこで考えるのを止めたら何も起きない。悲しくて辛くて、何もしたくない時もあなたは何かを得ている。なにかがなくなっても、新たなものがあなたの手の中にある。

失敗した。失った。もうだめだ。どうしてこうなるんだ?

でもこう考えてみたら何かが変わるかもしれない。

あなたは何かを失っただろうか?得ただろうか?そこにないものはなにか?あるものはなにか?

なぜなら、あなたに「ない」ものがあるからあなたにだけ「ある」ものがあるのだから。

最後に、書くことが最終的には自己救済であることを、述べてさせていただきたい。この記事が、大変主観的で欺瞞的かもしれない。しかし、ここで正直に感情を述べること、痛感してきたことをシェアすることで、一人でも共感して心を動かしてくれることがいたら、喜びの極みである・・・!